エターナルアース中国での取組みをお伝えします。

それは、2012年から上海で始まりました。


「天楽康」に込められた意味とは?

エターナルアースは「天楽康」(テン・ルー・カン)と中国では名付けました。その意味は、「家族みんなが安心して健やかに暮らせますように」いう思いと願いが込められています。

 

エターナルアースの中国での取り組みは2012年初頭から上海で始まりました。

皆さんもご存知のように経済発展が著しい中国では、その成長スピードに環境への配慮が追いつかず、大変粗悪な住宅建材が蔓延しています。

 

実際中国では、室内での汚染された有害物質の影響で毎日約300人、年間でおよそ10万人以上もの尊い命が失われていると言われています。

その多くは化学物質の影響を受け易い子ども達です。

 

そのような状況のなか、人口約13億の10%を占める富裕層の人たちは、安心で安全な住建材を探し求めるようになっていきました。

 

 


少し高価でも信頼がおける日本からの建材に

関心が集まり始めました。


日本とは大きく異なる住宅事情

中国の住宅は上海のような大きな都市では集合住宅(いわゆるマンション形式)が主流です。内装は購入後に購入者が施工者を手配する、いわゆるスケルトン式での販売になります。

高くそびえたつ高層住宅群の姿は圧巻であり、その数は東京を軽くしのぎ、また販売価格も東京以上と言えるでしょう。

 

そんな中国の住宅の内壁は欧米式のドライウォール下地のペイント(ペンキ)仕上げが多く、最大の問題点はその塗料にVOC等の有害物質が多く含まれており室内環境汚染を引き起こしていました。

 

一例ですが、中国では日本で言う一斗缶(約18リットル)の塗料が1.000円以下で販売されています。この金額だけでもかなり安価なのですが、なんとこの半額以下で粗悪な類似品が売られているのです。

 

 


真剣な眼差しが中国において天然素材、自然素材に熱く注がれています。


日本以上に加熱気味な素材選び

このような粗悪な建築材料は、塗料だけでなく床材やドア材、家具、設備など至る所に使用され、結果として室内環境汚染を引き起こしています。

 

スケルトン式では内装の設備を始め、すべての建材を自ら選んでいかなくてはなりません。

 

そういった状況においては天然素材、自然素材に関心を持った中国の人たちは、日本人と同等かむしろそれ以上真剣に建築材料を選んでいきます。

それらを選ぶためのショールームは中国には数多くあり、まるで日本で言うショッピングモールのような集合体としてあります。

 

 


2013年春、エターナルアース市場調査を始める。


いよいよ行動が始まりました

2013年春に上海で初めて、住宅関連の展示会に出展いたしました。中国での第一歩を踏み出したのです。

 

東京ビッグサイトの数倍はあろうかという展示会場には住宅関連材でいっぱいです。

よく聞く中国の巨大なマーケットを肌で感じ、わずかですが中国の現状を知ることができました。

その後も2013年夏、秋と何度か展示会に出展し市場調査を繰り返しました。

 

その反響は大変良く、求められている商材であると確信しすぐにでも売れそうな予感を得ました。

が、そこはやはり中国というお国柄です。

商習慣の違いももちろんありますし、細かい部分での商品のセールスポイントも、日本とは少し違うことがだんだんとわかってきました。

 

 


上海に初のショールーム、まずはオープン


イメージ戦略が大事と考える

上海の八号橋という場所は、古い工場倉庫をリノベーションしてデザイナーズオフィスと言われるカッコイイ事務所が集中しているエリアです。

 

ハーマンミラー、DysonやUSM、アンダーアーマーや資生堂などのメーカーもハイセンスなオフィスを構えています。

 

その場所の一階部分に2013年8月、我々が独自に運営するショールームを開設いたしました。

 

これによって、展示会に来てくれた人たちとゆっくり話が出来たり、サンプルを見てもらったり、また、日本からの商材と言うことで知名度が欠けていましたが、ショールームを見ていただくことで信頼も得ることができ、また私たちも中国の嗜好や考えをより理解できるようになっていきました。

 

  


施工実績が徐々にですが、着々と増えていきました。


悪戦苦闘の日々が・・・

やはり中国でも日本と同様必ずと言っていいほど聞かれるのが施工実績についてです。

いくら日本で施工実績があっても中国国内での実績は必要です。

 

そこで、現地上海の日系設計事務所やデザイン事務所を紹介してもらったり飛込みで訪問したりしました。

その結果、住宅の内装や店舗、オフィスなど施工物件が出始め少しづつですが実績を作って行きました。

 

順調そうに見えるなか問題点もありました。

塗り壁材という商材はなかなか差別化が分かりにくい特殊な商材とも言えるのです。

中国国内でも塗り壁がブームになると見るや、中国製の安価な塗り壁材が多数売られ始めていました。

そのような中、ただ日本からの建材であると言うだけではそう簡単には売れません。

 

「天楽康」がいかに天然素材にこだわり、有害無益なアクリル樹脂等を含んでいないか、調湿性や消臭性、また断熱性がどれだけ優れているか、

などを一つ一つ丁寧に中国のお客様に向けて説明し理解していただくことに時間を費やしました。

 

 


信頼ができ、最良な中国人パートナーとの出会い。


数多くの出会いの中から

当初、我々は独自に中国市場を開拓して行こうと考え市場調査を始めて行動をしていました。しかし、想像以上に困難が待ち構えていました。

ひとつには広い広い中国国土と日本の10倍いる人口を相手に商売をすることの大変さです。

また、話には聞いていましたが商習慣の違いです。

 

徐々にですが上海を中心に中国での展開が軌道に乗り始め知名度も上がってきた時期でもありました。

が、このような問題に直面するにあたって今後の展開をどのような方向にすべきかで悩んでいました。

 

そのような折、最良な中国人のビジネスパートナーと出会うことができたのです。

 

 


そしていよいよ、本格的なショールームが続々誕生。


日本も中国も思いは一緒に

 「天楽康」の天然素材に対する考えを十分理解してくれたパートナーと、ショールーム建設が2015年春からいよいよ始まりました。

日本における東京以上に、ここ上海は中国経済の中心であり人口3千万人近くを抱える特別なエリアです。

 

まずはその上海を中心に集中的にショールームを出店していくことになり工事が始まりました。

2019年2月現在、上海に8ヶ所、杭州に1ヶ所、常州に1ヶ所、福建省に1ヶ所ショールームが完成し連日大盛況を続けています。

また出店契約済みで着工前のショールームが3ヶ所ございます。

 

今後の計画は、3年以内に30ヶ所、5年以内に100ヶ所のショールームを中国全土に展開していく予定です。

 

 


現在、中国各地にある主な「天楽康ショールーム」


エターナルアース 天楽康 
エターナルアース 天楽康 
エターナルアース 天楽康 



中国で塗り壁と言えば、”天楽康”と言われるように

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